awsって何?運用のメリットも詳しく解説!

情報技術の発達と同時に登場し、数多くの企業や組織・団体から注目されているのがクラウドサービスです。クラウドサービスというのは、「インフラがない環境でも利用できる電子上のサービス」のことをいいます。awsも、そういったクラウドサービスの一つ。

ここでは、そんなawsの基本から、運用する上で発生するメリットなども解説していきます。

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awsとは?

awsは、大手ECサイトを運営していることでも有名な「Amazon」によって管理・提供されているクラウドサービスです。世界各地に70箇所以上のデータセンターを備え、世界規模で安定性の高い通信が利用可能となっています。

それだけ規模の大きなサービスですから、当然クラウドコンピューティング業界においてもトップクラスのシェアを誇っています。2020年にアメリカの調査会社が発表したデータによると、MicrosoftやGoogleなどが提供するクラウドサービスが5~15%ほどの世界シェアなのに対し、awsのシェアは約45%ほどと非常に高い割合を占めています。

個人・企業に留まらず自治体や政府の機関においても利用されているなど、我々の生活とも深い関係があるクラウドサービスなのです。

awsの種類

awsとは一口に言っても、利用できるサービスには数多くの種類があります。代表的なサービスの一つといえるのが、「Amazon EC2」というサービスです。これはクラウドを通じて利用できる「仮想サーバー」が利用できるサービスで、容量・サイズを自由に変更できるという特徴があります。

また、従量課金制となっていることから、一時的かつ早急にサーバーを増設したい場合などに役立ちます。サーバーだけではなく、データベースもクラウド化することができます。それが、awsの「RDS」というサービスです。

要するに社内に設置されているようなデータベース用のハードウェアなどを全てクラウド化できるというもので、課題となりやすいデータベース運用・管理の手間を省くことが可能となります。当然、SQLなどのデータベース言語にも対応しているため、サーバー運用にこだわりのある方でも安心して利用可能です。

EC2やRDSはどちらかと言えばビジネス向けのサービスですが、一方で個人で利用しやすいサービスも複数用意されています。その中でも代表的なのが、S3というクラウドストレージサービスです。個人向けに契約することもできますが、前述のRDSなどのサービスの自動バックアップ用ストレージとしても使用されています。

そのため、容量や安定性に関しては心配不要と言ってもいいでしょう。また、インターフェースもシンプルさを追求しており、初めて利用する方であってもすぐに操作に慣れることができます。注意すべきなのが、awsのサービスの多くは従量課金制を取り入れているという点です。

従量課金制というのは要するに「使った分で料金が決まる」料金制度なので、必要がない場合にも稼働させ続けていれば料金が増加していきます。「全く使っていないのに、高い利用料金が発生してしまった」というようなトラブルに繋がる可能性もあるため、導入する際には運用プランを明確に定めておくようにしましょう。

aws運用のメリット1:低コストで利用できる

awsを選ぶメリットとして大きいのが、導入コストを抑えられるところです。他社のサービス料金が高いということもないですが、awsの場合は初期費用が無料というだけでなく、「aws無料利用枠」というシステムを導入しています。

EC2やRDS、S3をはじめとしたawsのほとんどのサービスを12か月間無料で利用することができます。短期無料トライアルなども用意されているため、「まずは試験的に導入してから本格的な運用を決めたい」と考えている方におすすめだといえるでしょう。

初期費用だけでなく、利用開始後の料金が安いのもawsの人気の秘訣です。従量課金制のサービスが多いため、「不要なときは使わない」といった柔軟な運用ができます。また、事業規模が広がっていくにつれて継続的に料金の値下げを実施しているのも、低コストで利用可能な理由です。

さらに使うほどに料金が安くなるボリュームディスカウントなどの料金制度も導入しているため、他のクラウドサービスと比較しても高いコストパフォーマンスを実現しています。

aws運用のメリット2:高いセキュリティ性

クラウドサービスを運用する上での懸念点として代表的なのが、「セキュリティ性」ではないでしょうか。awsをはじめとしたクラウドサービスは情報を管理・保守するサーバーを利用者ではなく運営側で管理されているため、運営会社側のトラブルで情報漏洩するケースもあります。

しかし、awsに関してはそういった心配は不要です。awsの場合、大手ECサイトの運用実績もあるamazonによって管理されています。厳重な安全対策によって守られているデータセンターにハードウェアが設置されているため、情報漏洩などの危険性が極めて低いのです。

このことから、awsを利用したクラウド化は安全性が高いといえます。ただし100%トラブルが発生しないと言い切れるわけではないので、企業の存亡にかかわるような重大なデータは、従来通り社内で管理しておくのが良いかもしれません。

aws運用のメリット3:多様なサービスが用意されている

awsはEC2やRDSが代表的ですが、そのほかにも数多くのサービスが用意されています。amazonが用意しているサービスは約80種類以上あり、さまざまなユーザーの要望に応える魅力的なサービスの数々が揃っています。

awsだけで事業のクラウド化が図れるほどなので、世界的に多くの方から利用されているのです。ただし、このメリットも場合によってはデメリットに転じる可能性があります。多様なサービスが用意されている一方、数あるサービスの中から運用目的に合わせたサービスを選ぶことは簡単ではありません。

クラウドサービスの運用を計画する際に「とりあえず有名だからawsにしよう」といって選んでしまうと、サービス選びに悩み、導入まで時間がかかったり運用計画の通り運用できなくなったりといったトラブルに繋がるかもしれません。

具体的な仕様や運用目的が決定していれば良いですが、そうでない場合、トラブルを回避するためにも先に仕様の決定から始めた方が良いでしょう。

aws運用には多くのメリットがある

awsの運用には、数多くのメリットがあります。それらのメリットを理解した上で運用計画を立てておくことによって、awsのパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能です。しかし、何も考えずに導入してしまうと、却って運用失敗に繋がる可能性もあります。

導入を考えている方は、ここで解説したメリットなどを参考にしながら運用プランを立てていくと良いでしょう。